いよいよ4月1日から、100周年募金が開始されました。これからは、各期の幹事さん並びに募金委員の皆さんに大変お世話になることと思います。そこで今回は、90周年募金にも関与された、高校37期の田中和久さんにお話しを伺うことにしました。
■高校37期の同窓会組織は、どのように運営されていますか?
・約450名の同窓生が居ますが、特に代表幹事やクラス幹事を置くような組織はなく、Facebookの37期グループに約100名が登録しているほか、メーリングリストへの約50名の登録などもあり、これらを核に情報交換をしています。
・これまでは子育てや、仕事で精いっぱいの世代でしたが、50歳を迎える頃になり、同窓生の集まりが徐々に活発になってきています。具体的には、この数年、忘年会を開催していますが、最近では100名を超える規模に膨れ上がってきています。
■100周年記念事業の周知は如何ですか
・まだ100周年記念事業のことを知っている同窓生は少ないと思いますが(インタビューは3月26日)、「募金趣意書」と「同窓会報(特別号)」が4月1日に一斉配信されれば状況は変わると思います。
・ただ、高津生の特長として同期意識はあっても母校への関心が低いので、100周年記念事業にどの程度興味を示すか余り期待できないと危惧しています。
・10年前の90周年事業の時、期幹事として少しは募金活動に協力させて頂きましたが、若手現役である37期の生の反応は鈍かったように思います。
■具体的にどうすれば募金が集まるでしょうか?
・正直いって、今回の募金目標の1億円を集めるのは大変だと思います。90周年の時の資料を見ても、頑張って集めましたが4000万円程度です。今回は同窓会だけでなくPTA等の協力を得るとしても、1億円は相当のハードルと捉えています。
・ただ、100周年という区切りある記念事業なので、37期としても出来る限りの協力はしたいと思います。その為に、例えば募金委員会から、具体的な期別の目標額を示して貰うのも一つの方法だと思います。
■100周年記念事業の目玉である、クリエイトラボはどう思われますか?
・私の子ども二人は通学の利便性から四条畷高校なのですが、四条畷でも通常の授業以外に他校とのプレゼン交流があるなど、今どきの学業内容は大きく変わってきています。私はそれを見ているので、高校生が旧来の授業枠から離れ自由に集まり討論等が出来るスペースは必要だと思いますし、我々同窓生も利用できる点で面白い企画だと思います。
・募金が順調に進めば、平成29年の8月に竣工するとの事ですが、このクリエイトラボが平成30年11月の100周年記念式典までの1年間に上手く活用されれば、これまでの80周年、90周年と違った参画意識が同窓生の間に芽生えるかもしれません。
■現在、横浜在住とお聞きしましたが、東京同窓会はご存じですか?
・単身赴任で時々大阪に戻る生活をしていますが、東京同窓会が全体同窓会とは別の独立した組織で存在していることはボンヤリ知っている程度で、具体的に参加したことはありません。人脈作りに活用できるかと言われると、仕事が技術系なので、営業畑の方とは違い、技術を通じてつながることが多いので、東京同窓会がそれに有益がどうかは・・・。(笑)
・一般的に、若手現役の同窓生にとって、現役を退職された同窓生との接点作りは難しいと思います。100周年記念事業の祝賀会で東京・大阪の2元中継を企画されていると聞きましたが、これを機会に東京会のあり方も検討されてはと思います。。
【取材後記】
・50歳世代の37期が、SNSを利用して「緩やかな組織」を上手く形成し運営されていました。同窓会として、今後、100周年記念事業の周知や募金活動で、若手現役世代と如何に有効なコミュニケーションを図って行くかは喫緊の課題であり、一つのヒントを教えて頂いたように思えます。ありがとうございました。
? (取材日2016.3.26)