「頑張ってる同窓生シリーズ」の第4回は、高津高校とはとても縁が深い、大阪府教育委員会に勤務される奥野憲一さん(高校39期)にお願いしました。奥野さんは教育総務企画課で広報・議事補佐をされる47歳。まさに現役バリバリの同窓生です。
【?どんな高校時代を過ごしましたか】
・日本経済が右肩上がりに成長を続けていて、バブル期に入る少し手前の時代に高校生活を送りました。ちなみに大学時代はまさにバブルの絶頂期で、時給5千円の家庭教師のアルバイトというのもありました。
・高校2年生のときに阪神タイガースが21年ぶりにセ・リーグで優勝し、初めて日本一になったことは非常に思い出深い出来事です。日本一になったことは、授業中にラジオを聴いていた友達に教えてもらいました。
・旧校舎の建て替え前に卒業しましたので新校舎で学んだ経験はありません。当時の旧校舎は授業中に天井から塗装が剥がれ落ちてくるといったかなりぼろい状態でしたが、思い出の校舎が無くなって少し寂しい気もします。
【印象に残る先生は】
・ユニークな先生が多く、1年生のときには、勉強したくない生徒のために「テスト勉強をする代わりに映画の『2001年宇宙の旅』を観て、感想をレポートで提出すれば40点を与える(つまり、欠点を免れる)。」と言っていた数学の講師の方もいらっしゃいました。今では考えられませんが、当時はそういった型破りな先生が高津高校には多くいたと記憶しています。
・先生というわけではありませんが、当時の高津高校では先生が15分遅刻したら休講になるという暗黙のルールがあり、年に数回ほどそれで休講になったこともありました。
【なぜ大阪府に就職されたのでしょう?】
・大学で法学を勉強しましたので、勉強した知識を行政で生せるのではないかと思い、大阪府に入庁しました。大阪府には様々な部局があり人事異動が頻繁に行われます。私は現在、在職21年目ですが、これまで「河川管理」「入札契約」「障がい福祉」「人事」「危機管理」等さまざまな分野を経験し、今は教育行政を担当しています。途中で2年間の民間企業実務研修も経験させてもらいました。
・偶然ですが、現在、高津高校の事務長をされている石田さんも同時期に民間研修を経験されており、そのとき知り合い、平成25年度と26年度の2年間、危機管理室で同じグループでご一緒に仕事をさせていただきました。何か不思議な縁を感じます。
【府庁は高津OBが多いと聞きますが?】
・歴代の副知事として、同窓会の前会長をされていた梶本さん(高校14期)や、このインタビューで登場された小河さん(高校17期)を含め3名の方がいらっしゃいます。
・私自身はこれまで参加したことはないのですが、府庁内には「朝霧会」という高津OB会があり、梶本さんが同窓会会長をされていた時に組織強化を試みたとのことです。ただ、聞くところによると、メンバーに優秀な方が多すぎ、まとめ切れなかったとのことでした。募金集めのために、再度組織強化を図る必要があるかもしれません・・・(笑)
【なぜ募金委員に立候補されたのですか?】
・卒業後つい最近まで、同窓会活動には全く参加していませんでしたが、4年前に卒業後25年という節目に開催された同期会(正月に開催)に出席したことをきっかけに、同窓会活動に少し興味を持っていました。
・昨年9月に、社会人になって知り合った3期上の先輩(高校36期・民間企業勤務)と何年かぶりに飲みに行った際、たまたま二次会として松井さん(高校19期)が経営される「群芳」に行ったところ、ママから「大阪府教育委員会に勤めているなら、100周年記念事業の募金委員になったらどう」と言われ、これも何かの縁と思い、一つ返事でお引き受けした次第です。
【高津創立100周年への期待は】
・募金委員長を務めておられる森田さん(高校21期)が昨年12月から大阪府の監査委員をされることになり、現在、同じ庁舎内で働いています。なので、ますます同期や「朝霧会」に対する募金活動を頑張らなければと思っています。(汗)
・100周年記念事業への期待ですが、ハード面だけでなくソフト面での充実をお願いしたいと思います。現役として仕事をする立場から、高津人脈が財産として生かせるようWeb名簿の整備を期待します。
・また、同窓生が集まるための仕掛けづくりとして、例えば母校の記念祭にホームカミングデーの様な企画があれば、同期に集合を働きかけるキッカケになると思います。
【おまけ】
・ところで、ここで少し府の広報をさせて頂きたいと思います。現在、大阪府教育委員会では、家庭や学校のみならず、地域や企業等社会全体で、子どもの「こころ」を育てる取組みである「こころの再生」府民運動を展開しています。ご興味のある方は、公式フェイスブック等を開設していますので、是非覗いて頂ければと思います。
公式フェイスブック https://www.facebook.com/kokoronosaisei
ホームページ http://www.kokoro-saisei.jp/
【取材後記】
・お話をお聞きして、奥野さんと母校100周年記念事業が不思議な「縁」で強く結ばれているのに驚きました。また、高津同窓生の就職先として大阪府は上位にあるように思われ、自治行政での高津パワーに大いに期待したいと思います。
取材日 2016.02.12