第1回の「頑張ってるシリーズ」(桂紋四郎さん(迫優太さん))は落語界という新鮮さもあって、高津同窓会の公式フェイスブックでも大きな反響がありました。
今回は放送業界で、朝日放送TVで月~金曜日の報道生番組「キャスト」のレギュラーアナウンサーをされている古川昌希さん(高校58期)です。
【中学生の時からTVアナウンサーを志してました!】
・天王寺中学校で、生徒会の会長をしている時に大阪府の「少年の主張」という、人前で原稿無しで話すコンクールがあり2位になりました。この快感が忘れられず、中学時代から将来の職業はTVアナウンサーに決めていました。
・高津に入った時には、より具体的に進路を絞り込んで、早稲田大学の「放送研究会」に入ることを決め、学部はなんでも良く、たまたま政治経済学部に落ち着きました。(笑)
【どうして朝日放送だったのですか・・・】
・早大の「放送研究会」ですが、なんと350人もの所帯で驚きましたが、東京の4年間で大きくもまれ、就職先は朝日放送の「アタック25」・「おはよう朝日」のイメージが強かったので、憧れの朝日放送アナウンサーと決めていました。特に、「おは朝」では、視聴者参加型のテレホンQというコーナーで見事当選し、母親が、当時のMCの宮根さんとオンエアで電話のやり取りをしたこともあって、入社できたことにはどこか縁を感じます。
・ところが、就職活動を始めた時点では朝日放送がアナウンサー募集をしていなかったので、仕方なく他の放送局に応募しNHKアナウンサーの内々定を貰ったので心を決めました。ところがそんな矢先、朝日放送がアナウンサーを募集したことが判り、慌てて面接を受け最終的に当初の希望がかなったんです。(笑)
【怖いのは視聴率です。】
・現在、レギュラー生番組としてTVの「キャスト」と、ラジオで5分間の収録番組を担当させて頂いていますが、なんと言っても視聴率が気になります。「キャスト」は50代~60代の視聴者の方が多く普段の視聴率は8~9%なんですが、相撲番組が重なる時期に5~6%まで落ち込むことがあります。
・目指すアナウンサーでは、池上彰さんのように、あらゆるジャンルの難解な問題を判りやすく解説できる能力を身に着けたいと思っています。でも、最終のゴールとしては「音声表現」のプロを目指しています。その為には、“素直な心”で多くの出会いと経験を積み重ねていく必要があると思っています。
・TVアナウンサーになると、普段の会話でアクセントのミスやしっかり発音ができていないところがとても気になってついつい指摘してしまい面倒がられるなど色んなデメリットがありますが、多種多様の方々とお会いできるメリットは実にありがたいです。
【どんな高津生でしたか?】
・華やかな高津について行けず、目立たない高校生活でした。敢えて言えば、数学の堀口先生が囲碁部を作ろうと言うことで、かろうじて3人を集め大阪府の囲碁大会に出場したことを思い出します。
・そうそう、恥ずかしいので言いたくはありませんが・・・・3年の時に予備校に通って知り合った他校の女性に好意を持ちました。彼女が現役で早大に入ったので、浪人時代の早大へのモチベーションは高かったです。念願叶い、大学でプロポーズしましたが、ほろ苦い結果になりましたが・・・。(涙)
【高津創立100周年は最近知りました。】
・先日、たまたま道でバッタリ同期の桂紋四郎くんと会い、その時に高津100周年のことを教えて貰いました。高校時代は「高津大学」の華やかさに刺激を貰いっぱなしで、卒業してからはあまり高津高校を意識したことは無かったです。でも100周年という節目なので、私でやれることがあれば協力させて頂ければと思います。
【取材後記】
・28歳の好青年でした。中学校の時から進路を頭に描いて、TVアナウンサーという夢を実現させた意思の強さに驚かされました。100周年の式典・祝賀会で高津のプロモーションビデオを企画していることを話すと、そのナレーターをやりましょうかと申し出がありました。
・前回と同様に、頑張ってる若手同窓生に会えて元気を頂きました。
同窓生、頑張れ!
取材日 2015.11.19