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2022.07.05 15:02 お店訪問

卒業生のお店訪問 居酒屋「達八」 竹居 勲さん(高校25期)

2022年6月18日 高校25期 竹居 勲さんが営まれる 居酒屋「達八」におじゃまし、お話を伺いました。
場所は大阪難波駅からすぐ、「大阪新歌舞伎座跡」の裏通りにあります。
御堂筋から一筋中に入っただけなのに、がらりと雰囲気が一変し、知る人ぞ知る的なお店が立ち並ぶその中に、いかにも昭和のおやじが営む居酒屋さんがありました。竹居さんとご友人のお二人で提供される和食メインの美味しいおばんざいが看板の、カウンターとテーブル一つのこじんまりとして落ち着いた雰囲気のお店でした。

 

Q:こちらはいつからやっておられるんですか?
A:この店自体は平成17年(2005年)8月からで、もうすぐ丸17年になります。
30代半ばで脱サラし、チェーンの居酒屋でフランチャイズの立ち上げに参加。6年くらい勤めたあと、会社や組織の中で働くことは向いていないのかなという事もあり、40代半ば、堺筋本町で焼き鳥屋を開業。
そのころ、高校同期の中で同窓会をしようとの機運が盛り上がり、打ち合わせに店を使ってくれたりしたご縁が今も繋がっています。
その後、その店のお客さんであった現在の店の大将と出会い、そのご縁で居酒屋「達八」を開き、今に至ります。

Q: お店の売りが「おやじのお番采」 ユニークですよね
A:はい、そのままの意味ですが(笑)ただ単に「おやじが作るお番采」です。
中には女性が「おやじのための」と勘違いされてダメですか?と聞かれることがあります。もちろん大丈夫!(笑)

Q: 客層としてはどんな感じですか?
A:やはり40代から上の高い年齢になります。お一人もしくはお二人で来られる事が多いです。
時々、若い人も来られますよ。

 

Q: このコロナ禍での営業は大変でしたね。
A: もちろんお酒を扱う仕事ですので、その時々の要請に応じて、休業や時短営業をしていました。
今は何の制限もなくなってはいますが、お客さんの戻りはまだまだです。
コロナ禍の生活リズムに慣れてしまわれて、家呑みや地元呑みが多かったり、来店されても帰られる時間が早目です。コロナ前のように戻るには まだまだ時間がかかりそうです。早く戻らないと困るんですがね。

Q:この仕事をしていてうれしい事は?
A:コロナでお店を休んでいたにも関わらず、再開された後、久しぶりに来られたお客さんに「まだやってて良かったわ」「やっぱりここはホッとするわ」と言っていただけたこと。
とにかくお客さんに恵まれて、お客さんに助けられてこの店があることに感謝しています。

Q:高津高校の同級生との繋がりについては?
A:卒業後何十年もブランクがあったにもかかわらず、自分を思い出して、当時の店を使ってくれた同級生たちとは今もずっとご縁が続いて、この店にも毎月少人数ではありますが、25期生の集まりがあります。ありがたい事だと思っています。

Q:今回のインタビュー記事がHPに載る事に対しては?
A:それを見て、「高津出身なんですよ」と言って、一人でも来てもらえたら本当にうれしく思います。

 

 

インタビュー後の感想
ぼくとつとした雰囲気、飾り気がなく言葉少なではありますが、真面目にコツコツとご自分の店と味を守ってこられているのだなというのが、しっかりと伝わる竹居さんのお話でした。
開店前の仕込みが一段落したお時間におじゃましたのですが、冷蔵ケースの中のお番采がなんとも美味しそうで、お袋の味ならぬ「おやじの味」をぜひ食べに伺いたいと思いました。
そして、何と言っても高津同級生同士の関係が今もしっかりと繋がれている事に感銘を受けました。
月一回「高津会」として利用しているという同級生の「料理は美味しく、値段もリーズナブルな地域人気店です」とのコメントも聞きました。
ぜひみなさんも懐かしい昭和の雰囲気と美味しいお番采を味わいにおこしいただければと思います。

余談
最後に写真を撮りますのでとお願いすると、着ていた上着を脱ぎ、前掛けのひもをおなかでぎゅっと結び、ねじり鉢巻を頭に巻かれて一気に居酒屋のおやじモードに入った竹居さん、かっこ良かったです!

 

「おやじのお番菜 達八(たつはち)」
大阪市中央区難波4-3-16 GTタウン1F
06-6646-0130


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