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2024.03.21 14:04

【高校9期】マニラにてNPO法人・比日連合財団代表の浅沼武司氏より活動のご報告

マニラにてNPO法人・比日連合財団を運営されている高校9期の浅沼氏より活動のご報告がありました。

「顕彰碑」建立計画のご理解をいただいている日本在住御各位

私が「キリノ恩赦」70周年をひかえた2023年7月に、追悼事業実施を発案しましたのが2022年9月で、その後2023年二月に「ビアゾン・モンテンルパ市長」と面談し、基本的賛同をいただいてから日本大使館の全面ご支援を受け「市当局」「比政府」と交渉を続け、丸一年ようやく本年二月初旬に「比政府」から「建立許可」の正式通知を受領しました。

この企画に全面的なご支持・ご協力をいただいた「越川和彦大使」が任期を終えられ三月初頭に帰国されることとなり、急遽「起工式」を二月29日にモンテンルパの建設予定地にて挙行しました。

「キリノ恩赦」とは何か、戦後の日本外交、比日関係改善にどんな意味があるのか、ぜひ「検索」してみてください。
御各位も「ああ、モンテンルパの夜は更けて]という歌を聞かれたことがあるのではないでしょうか?


中央が越川大使、その右は市長、左側の女性はキリノ財団副理事長で、2016年天皇陛下(現上皇陛下)が比国を公式訪問された時に直接面談をされ、お礼の言葉を伝えられたキリノ大統領の孫娘さんです。
(注:写真は文末にある日刊邦字紙「まにら新聞」のリンク記事の掲載写真をご参照ください)

これがきっかけとなり、東京日比谷公園に「キリノ大統領顕彰碑」が建立されました。
その他比国政府関係者や在比日本人社会の代表者などです。

あの戦争を記憶に残す最後の世代の一人として、また長年この地で社会活動をさせていただいている一在留老人として、若い方々ににも「比日間」の正負合わせた歴史を認識してもらい、将来に向けた「両国間の相互理解と友好推進」にお役に立ちたい、との思いが「戦争被害者」でもあった老人(昭和20年、7歳の時、米軍の空襲で家を焼かれ家族をなくしています)の願いです。

実際の建設工事には、まだまだ諸手付き、許可などが必要で、完成はもうしばらく先になると思いますが、御各位のご理解とご支援をお願いいたします。

浅沼 武司
NPO法人・比日連合財団(2023年10月設立)代表

 

3月1日付け発行の日刊邦字紙「まにら新聞」の記事も併せてどうぞ → 

モンテンルパ市で日本人戦犯への恩赦を通じて国交正常化の道をひらいたキリノ大統領の顕彰碑の起工式が行われる

 


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