神話や古代史の主要な舞台である島根、三重、奈良、宮崎4県が共同で創設した「古代歴史文化賞」(選定委員長=金田章裕・人間文化研究機構長)の第1回大賞に11月9日、都出(つで)比呂志・大阪大名誉教授の著書「古代国家はいつ成立したか」(岩波新書)が選ばれました。
同賞は最近刊行された古代史・古代文化についての一般向け書籍が対象で、
受賞作は古墳~奈良時代の国家形成過程を考古学などの研究成果から読み解いたものです。
受賞を記念し、都出さんらが出席するシンポジウム「日本の始まり 出雲・大和・日向・伊勢」が11月17日、東京・有楽町のよみうりホールで開かれます。