第1回、第2回の「頑張ってるシリーズ」は20歳代の卒業生に登場いただきましたが、今回は、知る人ぞ知る、高津同窓会名と同じ名前のお店『さろん群芳』のオーナー松井佐知子さん(高校19期)です。東心斎橋の『群芳』はその名の通り、20年前の開店当初から高津の同窓生が多く訪れ、いつも店内はちょっとした同窓会です。
【?どんな高校時代を過ごしましたか】
・学校は自由だったので、昼休みに中華を食べに行ったり、映画を見に行ったりしました。クラスでスケートに行ったことがありましたが、大けがをしたので担任の先生が大慌てでした。でも楽しかった!成績は良くなかったですけど(笑)
【お店を始められた理由は】
・昔からよく「お店をされてますか?」と聞かれたし、お料理が大好きだったので・・。お店の場所が見つかって、2週間でオープンしたけれど、知識も何もないから、来てくれた同期生に手伝ってもらって怒られながらやってました。
・この商売、そんなに甘くないと思ったので最初の7年間は昼間にOLとしても働いていました。だけど体力が続かなくなって、会社を辞めました。とにかく頂いたチャンスは逃さず、こけても失敗してもみっともなくても平気!恥を顧みず20年やってきました。
【お店の名前が「群芳」ですが・・?】
・「群芳」の文字も響きも好きだったのでこれしか思いつかなかったし、意味も「賢者の集い」で、優秀な人たちが芳しく群れている状態。
高津同窓会名は「グンポウ」、お店は少し遠慮して「グンホウ」、看板の字は高校1期の方が「君ならやれる!」と書いてくださいました。
・高津にこだわってる訳ではないけれど、同期生がずっと同窓会の役を歴任してきたし、何かしら同窓会と関わってきて、先輩方ともお知り合いになれたし、何より同期がみんなで盛り上げてくれました。
群芳と名付けたからには格調高いお店を目指そうと。だからスナックでなく「サロン」です。
【高津創立100周年への思いは?】
・高津の卒業生はみんな高津出身ということに自信と誇りを持っていると思います。出身校への愛という意味ではどこにも負けないと思います。でも全体の同窓会には出席しませんね、個人個人やから・・(笑)
・100周年は「100年に1度」「初めて」で「もうない」から、きっと応援してくれると思います。私も微力ながら精一杯協力させてもらいます。
【取材後記】
・「店にいるのが一番落ち着くし、大好き」「充実した20年でした」という松井さん。
その凛とした生き方もまた「群芳」の魅力なんだと思いました。
※“さろん群芳” http://www.human-smart.com/gunpo/
取材日 2015.12.28