2025年7月9日(水)18時45分から、第26回クリエイトラボ・セミナーが開催されました。今回は以下の内容です。
■日時:2025年7月9日(水)18:45〜19:45
■講師:北村 雅史(きたむら まさし)高校31期
関西大学法科大学院教授、京都大学名誉教授、弁護士、博士(法学)
■タイトル:「法学部で何を学ぶか? そしてその先の進路は?」
■講演内容:大学の法学部自体は決して法律の専門家を育成するところではなく、法的思考を持った人材の育成を目指すところである。ただし今回のセミナーでは法曹(弁護士、裁判官、検察官)になるには、という部分に絞ったお話でした。
旧司法試験の時代(2004年以前)はせいぜい合格率2%台だったが、昨年は42.1%の合格率と広き門とはなっているようである。ただし大学院での勉強時間だけを見ても、京都大学での学生へのアンケートでは、ほぼ全員が1コマ90分の授業の予習・復習に5時間もかけているという実態。合格までの総学習時間は8000時間など、やはり法曹への壁はかなり高いようだ。
受講者約60名に法学部志望者を確認したところ、受講者は1,2年生だけであるにもかかわらず10名程度が手を挙げ、高津高校における法学部志望者が多いことも確認できた。