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2023.05.25 13:03

2023/5/12【第11回クリエイトラボ・セミナー】開催されました!

2023年5月12日(金)18時15分から、1月以降4ヶ月ぶりの第11回クリエイトラボ・セミナーが開催されました。今回は以下の内容で、講師には横浜から母校までお越しいただきました。

■講師:田上 幸治(たのうえ こうじ)高校39期
神奈川県立こども医療センター 総合診療部部長
NPO法人子ども支援センターつなっぐ 代表
■タイトル:「人生のすべては上町台地の自由と創造の基で学んだ」
■講師略歴
1987年:大阪府立高津高校卒業
1993年:京都大学農学部水産学科中退
1999年:和歌山県立医科大学卒業
2000年:国立岡山病院小児科
2002年:湘南鎌倉総合病院内科、産婦人科
2003年:神奈川県立こども医療センター神経内
2005年:東京女子医大小児科練生
2006年:横須賀市立うわまち病院小児科
2010年:神奈川県立こども医療センター総合診療科
■講演内容
・高津と医大のラグビー部出身で、1995年南アフリカ ワールドカップで日本代表がオールブラックスに歴史的敗北を喫し絶対勝てないと思い落胆したが、VISIONとPLANを持ったエディ・ジョーンズがヘッドコーチとしてやって来て、2015年に南アフリカに歴史的勝利したのを目の当たりにし、世の中に不可能はないというのを確信した。
・3浪までして京大に入ったが、世はバブル真っ只中にもかかわらず、まったくハッピーではなかった。そんな中ボランティア募集の貼り紙を見て、自分自身も小さい頃その気配もあったかもしれない障害児学童の保育に関わるようになった。お陰で密な時間を過ごすことができたが、大学3年の夏に進行性の原因不明の疾患をもつ兄弟に出会い、自分が彼らに何ができるのかを真剣に考え始め、一念発起で中退し医大に進んだ。
・しかし、小児科医は子供の病気を直しありがたがられるばかりではなく、虐待症例を経験するようになり現実を知る。モンスターペアレンツも多く、虐待通知の敷居の高さ等の課題を解決するには多機関連携が基本と知り、医療機関向け虐待対応プログラム作成に取り組む。
・子供虐待とはなんぞや、Child First=子供の視点を最優先に!が重要。大人の事情もあるが啓発しないと親も無知である。65度のお湯なら0.5秒でⅡ度熱傷となるから体罰ゼロが必要。良い親になるのではなく、ネグレクトせず他人にSOSを出せる親を目標とすべき。
・身近な不正事例や一部の政治家やユーチューバーの跋扈を見るにつけ、今の世の中には誠実HONESTYが求められるととつくづく思う。
・現場や適正を知らずに成績良いだけで医師を目指す高校生多いための病院見学やTVドラマの監修等も実施。
・ジャニーズ問題で注目されている性的虐待は魂の殺人と言われ、米国では科学的根拠に基づくCACという施設が900箇所以上あるが、日本で先駆的に取り組み始めている。
<生徒に贈られた言葉>
・憧れであった自由と創造の高津高校で、社会常識にとらわれず自ら考え、目標に向かって成長することを学んだ。趣味であるゴルフと同じく、すべての結果は自らの行動が生むものであることを誠実に受け入れることが大事である。
・自らがコントロールできないことにあくせくせず、常に前向きに周りと協力し感謝することを大切にして欲しい。
■私の感想
エディ・ジョーンズが高津やったら同期の30期ということが嬉しかったのと、環境は変えれないが、自ら変えられることは3つで「栄養・睡眠・運動」というのには妙に得心した年齢の私でした。             (文 同窓会理事 上野精一)        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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