コロナ禍も発生後、半年以上が経ち、例年8月第4土曜に開催されている総会も書面決裁となり、また学校との交流機会である記念祭も時期をずらして生徒・教師のみの参加となりました。
各期・各クラブの短信でも「同期会をしたい」「クラブOB会が流れ残念」といった言葉が目立ちます。そこで同窓会も、コロナ収束の日に向けて、集まれる日を待ちながら、【新しい同窓会のカタチ】を作る準備を始めています。
そんな中、執行部役員がそれぞれ同窓会活性化について考えてみました。
◆同窓会会長 坂下 清信 のアイディア
《楽しめる群芳を目指し、段階を踏んで活動します》
『同窓会って何なん?要るん?』これぐらいネガティブな同窓生の方も含めて同窓会活動に参画してもらえるよう、長期的な戦略で活性化に取り組みます。現執行部は『群芳を楽しもう!』を標榜してスタートしましたが、落ち着いて考えてみれば『そんなこと急に言われても…』ですよね。そこで数年かけて、順次、理想と思われる姿をイメージし、以下のようなステップで活動します。
【 Phase1( 2020-2021)】『繋がる準備をしましょ!』
コロナの影響がまだ見通せない中、大勢で集まる形の活動は制限を受けることが想定されます。このため、次のステップへ向かうインフラ整備に取り組みます。群芳の正式名簿をいきなり整備するのではなく、まずは各学年・各クラブでメーリングリスト( E-mail)やグループライン( LINE)を構築し、情報伝達の『横の糸』強固にすることに努めます。このためには、現執行部の役員に担当学年・担当クラブを割り振り、各幹事の皆さんと協力して活動を進めます。遠方にお住まいされている等で活動が限定される幹事の方におかれましては、支援するサブの方を紹介いただく等の対応をお願いします。
【 Phase2( 2021-2022)】『同級生っていいよね!』
『横の糸』が相応に構築できれば、それを用いて学年同窓会の開催を現執行部で支援させていただきます。
特に周年(卒業〇〇年、満〇〇歳)同窓会に当たる学年に対しては、開催へ向けて積極的に支援させていただきます。また並行して、次のステップである『縦の糸』の構築に資するイベント・講演会等を開催します。
【 Phase3( 2022-2023)】『群芳って使えそうやん!』
『縦の糸』の構築に努めます。『横の糸』を用い、群芳の正式名簿の整備を行います。「個人情報の保護に関する法律」に関して十分に留意し、ご本人ご同意のもと、卒業大学欄と職業欄の入力および開示に努めます。この情報が整備されますと、就職活動、社会人としての人脈作り、困ったときの相談窓口等、同窓会の存在意義や高津卒業生である喜びを感じることができると考えます。この状態をキープするためには正式名簿の継続的なメンテナンスが必要ですので、『横の糸』が活性化し続けるよう尽力することを忘れてはなりません。
【 Phase4( 2023-2024)】『群芳って楽しそうやん!』
いよいよ『群芳を楽しもう!』です。豊かな人生を送るため、また、楽しいシニア世代を過ごすためのイベントを開催します。そして、同窓会執行部が企画するものだけではなく、同窓会の会員の皆さんが発案して企画するイベント等が開催されれば more happy です。以上の活動を実施する上で、もうひとつの側面を考慮する必要があります。それは、世代の問題です。高校卒業後の長い人生において、その年齢により生活環境や日常に違いがあるため、同窓会との距離は一様ではありません。従って、それぞれの世代をある程度のゾーンで区切って、求める理想像を調整することが必要です。つまり、各 Phase の活動においては、以下の Category 別の対応が肝要となります。
Category B(Beginning) 高校卒業~社会人になるまで
Category Y(Young) ~ 35 歳位
Category A(Adult) 35 歳位~ 45 歳位
Category M(Middle) 45 歳位~ 65 歳位
Category S(Senior) 65 歳位~
具体的な活動詳細については役員会・幹事会で詰めていくことになりますが、要は『誰かが汗をかかないと現状を変えることはできないということ』と考えています。
◆筆頭副会長 古門 真一 のアイディア
《OB・OG会とのコラボによる同窓会活性化》
クラブのOB・OG会というのは、群芳(全体同窓会)を除くと唯一の縦のつながりを持った組織です。つまり縦の絆を強めるための基軸となる組織だと考えています。そんなOB・OG会ですが、「若手の参加が少ない」「会費が集まらない」「総会等イベントへの参加メンバーが限られている」等々悩みがあります。
これは群芳での課題とほぼ同じです。我々執行部が高津LOVEで日々活動しているのと同様、クラブのOB・OG会も一握りの熱い想いを持った方々で運営されています。
この両者がタッグを組むと、戦力は2倍以上に拡大します。しかも成果も2倍に拡大する可能性を含んでいると考えています。そこで今後はトラ効果(2×2=4)を狙って、活性化に向けた活動をOB・OG会と連携していきたいと考えています。個人的には、こんなことが実現できたらいいなあと夢想しています。
① 年会費を同時に回収して、手数料を節約できないかなあ
② 会報を同封して、送料を節約できないかなあ
③ HPを共有することで、維持管理を楽にできないかなあ
◆東京支部長 山口 隆弘 のアイディア
《若手メンバーを巻き込んだイベントの企画》
将来を担う若い世代に同窓会に興味をもち、その活動に積極的に参加して頂き、少しでも身近に感じて貰えることが活性化の第一歩です。このため支部総会・懇親会や講演会などの恒例行事に加えて、若手交流会や若手有志による「楽しくて、できればちょっと役に立つ」気軽な集いの場をこれからも提供していきます。特に初めて大阪を離れて首都圏で学び、働き、暮らす同窓生は是非ともちょっと覗いて見て下さい。同窓を軸にした新しい交流が新しい生活に花を添えることでしょう。
◆企画担当副会長 浅田 千鶴 のアイディア
《同期会開催支援大キャンペーン!》
同窓会の活性化については、期を超えた高津人に集ってもらうことが理想ですが、それにはまず、想い出を共有できる同期での集まりで繫がりの楽しさを感じてもらい次のステップとして縦の絆や同期生との絆を強化すべきだと考えています。
しかし現実として仕事現役世代は、同期会さえも行われていません。過去10年の期別の同期会開催実態を調べたところ、40期代50期代(年齢にして30歳から50歳)の中で、同期会を開催したのは、41期、49期、58期のみでした。また、60歳が近づき、ようやく初めての同期会を開催した期もいくつかありました。ただし、同期会はなくても数人や10数人単位までの集まりはあるようです。
私は期の幹事も経験し、同期会を開くのにどれだけのエネルギーと時間が必要か実感しています。しかし、開催した時参加した同級生の喜びの顔と感謝の言葉で、苦労も飛んでしまいます。
しかしながら、世話役幹事の不公平な負担は避けなければ、現状のように、還暦が近づくまでは誰も同期会を企画できません。
執行部では、「同期会開催支援大キャンペーン」として《同期会開催サポート隊》を結成して、ノウハウや金銭面、名簿リスト抽出、広報など、それらをサポートできる体制を整えて、全面的にバックアップします。
◆総務担当副会長 明橋 武博 のアイディア
《高津出身ランナー集まれ!ランニング同好会の組織化による活性化》
この10年ほどは、空前のランニングブームです(さすがに今年はコロナ禍でマラソン大会の中止が相次いでいますが)。東京マラソンを始め、関西でも大阪・神戸・京都・奈良などの都市マラソンや、大小さまざまなマラソン大会が毎週のように開催されています。
同窓会活性化の一つの切り口として、ランニングを趣味にする同窓メンバーを組織化((仮称)高津群芳ランナーズ)し、SNSやメーリングリストなどでつながり、一緒に練習会をしたり、大会で一緒に走ったり、応援したり・されたりと、いろんなランニングの機会を通じて、高津同窓生の輪を広げていけるのではないでしょうか。
現在は、高校29期のランニング同好会(Kozu29ランナーズ、登録メンバー約50名)や、高校35-36-37期でのランニング同好会(3期合計で約30名?)等のランニング同好会があります。2年前からは、29期と35-36-37期のコラボチーム(合計約50名)で、毎年7月に開催される「舞洲24時間リレーマラソン」に参加し、土曜日のお昼から翌日曜日のお昼までの真夏の24時間をみんなでタスキをつないで走り、大いに楽しんでいます。
それ以外の期でもランニングを趣味にしている方は多いようで、KOZUと書いたユニフォームでマラソン大会で走っていると、「高津高校の同窓生ですか? 私もです!」と声を掛けられることもしょっちゅうあります。
このような個別の期ごとのランニング同好会から、全体同窓会ランナーズへと、広げていきたいと思います。つまり、もっとお年寄り(失礼(笑))から、ピチピチのヤング(表現が古いけど)層まで、ランニングを愛する方々を芋づる式に広げて行って、いろんな大会に同窓会全体で楽しもう!という提案です。
ランニングという共通の趣味を切り口に同窓会の輪を広げていき、特に、ランナーは元気な方が多いので、そういう方々を中心に同窓会の横も、縦も、楽しい関係を広げていけるのではないか、と考えています。
◆活性化担当副会長 平松 徹 のアイディア
《同窓生のイベントやお店、活動を紹介》
同窓会の活性化の意味を考えてみました。
企業活動では社員が一致団結して社業に邁進せねば業績は伸びず、そのために社員の活性化が必要と言われています。高校の同窓会の活性化はそのような意味合いではなく、同窓会会員個人が楽しんで参加することに意義を感じる、高津高校出身で良かったと思える、そういう状態になるために活性化していこうということです。だから同窓会の活性化そのものに絶対的な意味はなく、同じ高校で学んだ人同士で世代を超えて交流できれば、それぞれの交友範囲ももっと広げ人生を豊かにしていけると思うので、その機会をできるだけ広げたいと考えています。ただ高津高校同窓会全体の活性化は焦らず、ステップを踏んでやっていくべきではと思っています。やはり基本は同じ学年の同級生の集い、これを高津同窓会全体でもっとサポートしていきたい。同期のつながりを強くしていくなかで、少しずつ縦のつながりのきっかけを同窓会委員として仕掛けていけないかと思います。例えば、同期の同窓会の動画を配信して、他の世代の同期会も盛り上げいく。同窓生のお店をもっと若い世代に伝わるようにFB、Twitterなども活用して紹介していく。同窓生が参加しているフットサル、ランニング、トレラン、ソフトボールチームなども紹介して輪を広げて縦のつながりも強くしていくなどの活動を仕掛けていきたいと思います。それから同窓生の講演などもコロナの間は動画配信などできないかと思います。
◆広報担当副会長 石崎佐知子 のアイディア
《8月の総会を全学年を通じた出会いの場に》
昨年新体制になった後、20代30代の若手の同窓生と話をする機会がありました。
若い世代はメールも見ないし、同窓会報は見もせずに棄ててしまう、HPを見ても知らないおじいさんばかり・・・という辛辣な意見をいただきました。
でも、実はこれが本当はとても凄いことなんです。まだ20代のみなさんへ(これを見てくれてるかどうかというのがまず心配ですが)、あなたが60才すぎて、70、80、いや90才になったときに、同級生と会って、酒を吞み、カラオケを歌い、バカ話で盛り上がる光景を想像したことがありますか?
ここで、同窓会からの提案です。
毎年8月の同窓会総会の日に、クラブの仲間でもよし、お弁当仲間やダンスのグループ、数人でもいいので、毎年この日には必ず会おうよ(七夕じゃないけど)の約束しませんか。そして卒後10年、学年で集まろうかとなって、それこそ50才、60才の還暦、70才の古希のお祝いへと繋がっていきます。
同窓会は人生の宝物です。この宝物、今からキープしておきませんか?
◆IT担当副会長 山口 茂 のアイディア
《まずは、久しぶりに「同期会」をしませんか?》
LINEやFacebookの交流も楽しいものですが、新型コロナの影響で気軽に人と会えなくなって、リアルの交流の貴重さに気づいたことはありませんか?
少し人生で疲れたときに癒してくれるのは昔からの「友」です。まずは久しぶりに「同期会」をしませんか?
「同窓会」は「同期会」の集合体とも言えます。もちろん「同期会」の開催のノウハウもいっぱいあります。一緒に「同期会」「同窓会」を盛り上げて、人生を豊かにしていきましょう!
◆会計理事 牟禮 秀信 のアイディア
《「同窓生サロン」の展開》
同窓生の皆さんは何となく事務局の存在を知っていても、果たして何処にあるかをご存知無いのではないでしょうか。2004年1月13日にオープンして以来、母校の第2会議室にあります。いつでも同窓生の皆さんが気軽に立ち寄れる開かれた場所ですが、なかなか訪れる人も限られています。
そこで、同窓生のための「サロン」としてもっと多くの方に活用いただけたらと考えます。そしてラボを活用してサロン主催のイベント開催に繋げていきたいものです。そのイベントの一つとして「ホームカミングデー」を考えています。以前に総会を母校で行っていた時にはその趣旨も活かされていたのですが、現在の形式になってからは遠のいています。百周年記念事業の一環として記念祭の折りに同窓会スペースを設けましたが、もう少し本格的にやれないでしょうか。
◆会計理事 金森 慶子 のアイディア
《会費の用途の明確化》
昨年度から同窓会会計を担当しています。
皆さん、毎年、同窓会費を納めて頂きありがとうございます!
でも、毎年の同窓会費は何に使われているの?って、思われませんか?
同窓会費は、①会報の発行費用 ②事務局運営費 ③会員名簿等のシステム管理費 ④在校生への教育支援費 ⑤会費徴収のための手数料 等に使われています。
会報は読まずにポイ、の方も多いかもしれません。でも、もし会報が無かったら母校の状況や同窓生の活動などを知る術はありませんよね。広報委員の力作を楽しんで読んで頂けたらと思います。そして、同窓会の活動に少しでも興味を持って頂けたら、もっと同窓会の活動に参加して頂けたら、活発な同窓会活動は、私たちのこれからの生活の楽しみの一つになるでしょう。
今年はコロナで同窓会活動も大きく自粛せざるを得ませんでしたが、これからの同窓会活動のあり方を模索しながら、皆さんと一緒に同窓会活動を楽しんでいけたらと思います。いろいろな機会に、是非参加してみてください!皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
以上、執行部の各人の活性化アイディアを紹介しましたが、皆様のアイディアも募集しています。
事務局までメールでお寄せください。
また、2021年2月には、今年開催寸前でコロナ禍のため延期になった《活性化大討論会》を開催予定です。
詳しくは、決定次第、お知らせいたします。