在学中の現役が中心となって、OB・OGとの関係を継続しているクラブがあります。それが今回のワンダーフォーゲル部です。その背景に、現役教員である伊勢田佳典さん（第３３期）の２２年に及ぶ指導があり、インターハイで全国３位の実績を持ち、大阪代表として常時出場するまでのレベルを保っています。

■現役が主体のクラブ同窓会
・クラブ機関紙である「Contour」（等高線）が、毎年３月に約３５０人のクラブOB・OGに郵送され、今年で１６号となります。同紙には、現役の部長あいさつ、全員の顔写真入り自己紹介、春・夏の合宿報告等の盛りだくさんの内容となっています。
・定期的なイベントとしては、４月に現役部員主催のＯＢ・ＯＧ会（現役活動報告と交流が目的）があり、８月の同窓会総会時にはウルトラ？OB・OGが集まり、メンバーは入替わりながら継続されています。
・このように、クラブ同窓会としては全体組織ではありませんが、現役を主体としたユニークな「繋がり」を形成しています。

■母校の創立１００周年に向けて
・私は、高津高校教員として２２年間勤務しており、８０周年時には記念誌の編纂責任者を務めました。それまで、資料が体系的に整理されておらず随分と苦労しましたが、お陰様で今では高津の「生き字引」的な存在になりました（笑）。
・ワンゲルとしては、全校同窓会の前会長がウルトラOBの梶本さんであり、現役員の牟禮さん・浅田さん・河野さんの３人が執行部なので、「生き字引」として何かのお役に立ちたいと思っています（汗）。
・今回の１００周年記念事業は、学校の視点で準備されるとのことですが、私のように、OBであり且つ高津高校の教員経験者が多いので、彼らの声も聞かれたら参考になると思います。

■同窓会への要望について
・現役の教員なので、若い世代との接点が多く、彼らのコミュニケーションでフェイスブックやSNSといったツールが急速に受け入れられています。その意味で、群芳ホームページがフェイスブックへの対応を取られたのは良かったと思います。
・敢えて言えば、Web同窓会名簿のために、同窓会から学校が毎年依頼されるデータ項目にクラブ名がありません。この辺も見直しが必要だと思います。


【取材後記】
・取材を伊勢田さんの教科準備室で行ったのですが、ロッカーの上に埃をかぶったトロフィーを発見し写真を撮らせて頂きました。ご本人は「大したものではないから・・・」と言われますが、１００周年記念誌には是非とも掲載して頂ければと思いました。（笑）

　　　　　　　　　　　　　　　取材日　2014.04.28