講師:富田 晃彦(とみた あきひこ)高校38期
生徒たちに贈られた言葉は、
1)物理の教科書の何ページかを書き換えた「アイザック ニュートン」の「もし私が遠くを見通したのだとしたら、巨人の肩の上に立ったからだ。」(If I have seen further it is by standing on the shoulders of giants.)→私たちは全員小人です。小人は自分の足下しか見えないけれど、巨人の肩に乗れば巨人の視野を持てる。巨人は人間の作った文化の証跡です。皆さんが勉強しているのは、巨人の肩に乗りつつある話です。ぜひ高津高校生として巨人の肩に乗ってください。そして次の世代が巨人の肩に乗るのを手伝ってください。社会全体で巨人の肩に乗るというのが近代の考え方です。
2)高津高校生だったときの進路指導で印象的だった(唯一の)助言「好きこそものの上手なれは、ある程度当たっている。」→自分が没頭して熟練できるのものは、やってみた方がよい。しかしやってみても上手くいかない時もある。上手くいかなければ柔軟に別のことを考えた方がよい。上手くいかなかった時に考えればよい。
生徒たちの感想では、「学問を学ぶのに人の属性は関係が無いことに感動しました。」「これからの進路に関してもよく考える機会になったので良かったです。」「私も巨人の肩に乗れるように頑張りたいと思いました。」などで、とても有益な時間となったようです。