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2019.08.15 12:14

2019年度 第1回幹事会 議事録

【日時】2019年7月27日(土) 10時30分~12時
【場所】高津高校同窓会館
【出席者】⇒★ 出席者名はこちら
 各期・クラブ幹事  19名
 次期役員関係者等  3名
 学校          2名 
 同窓会役員         10名
 同窓会事務局          1名     
 合計        35名     

〔進行〕 : 三好副会長
〔議長〕:浅田副会長

 

◆ 1 ◆ 開会宣言

◆ 2 ◆ 同窓会会長挨拶(佐伯会長)
・毎期幹事会は年2回行われ、今年は3月に100周年事業の経過報告と、今後の教育支援基金の方向性について協議を頂いた。本日は8月総会に提出する議案として、一般の同窓会活動(以下、「一般会計」)及び教育支援基金(以下、「特別会計」)の決算及び次期予算案、さらに次期役員推薦について審議頂く。
・特に、次期予算案は従来の予算案と内容が大きく異なっており、その背景となった論点を整理し質疑応答に時間を割きたいと考えており宜しくお願いしたい。

◆ 3 ◆ 校長挨拶及び現状報告 (山崎校長)
・近況報告としては、国公立大学への希望者は京阪神が多く、今年は現浪合わせて66名、東大には8年ぶりに現役1名、浪人1名も合格したので20年ぶりに2名の合格となった。現役の国公立大学の合格が130名となった。高校入試に際しては、360名の定員に対して510名の志望者がおり、1,42倍という高倍率になった。
・部活動は9割近い生徒が入っており、全国レベルではワンダーフォーゲル部の女子がインターハイに出場し、全国高校総合文化祭にアンサンブル部が大阪代表として出場する。
・記念祭は6月に体育祭、文化祭は9月7・8日に行われるのでぜひご来場いただきたい。
・また、去年の大阪北部地震を受けて、府立学校のブロック塀を撤去し、ネットフェンスに替えることになる。高津高校では今年度中に工事が行われる予定である。

◆ 4 ◆ 議長選出
会則では会長が議長を務めるとなっているが、佐伯会長は説明事項が多いので、議長として浅田副会長が選出された。

◆ 5 ◆ 議事
報告事項

1.事業報告 「資料①」:会報40号の頁参照(佐伯会長)   
1-1. 100周年事業の追加支出(「特別会計」の決算)について(1頁)
・100周年事業を3月末で清算し、688万円の剰余金を「特別会計」に引き継いだ。その後、4月~6月にかけ、学校・PTAとも協議し、課題研究用PC寄贈(97万円)、自治会IT環境整備(22万円)、Web名簿システム更新(89万円)の合計208万円を支出した。
・これらは、学校・PTA・外部識者(同窓会役員を含む)で構成する学校運営協議会が作成した「学校経営計画」に沿った内容となっている。
1-2. 次年度の教育支援(「特別会計」の予算案)について(1頁)
・100周年事業の積み残しとしてクリエイト・ラボの情報コンセント工事(46万円)を7月に実施したので、次期予算に計上しておりこれで記念事業関連の支出が全て支出されたことになる。
・次に、教育支援に関する7月以降の予算として、3月に開催した幹事会で協議した英語集中講座補助(35万円)、及びオーストラリア語学研修補助(65万円)について、幹事会の意見を受け役員会として承認することとした。
・その後、学校から立て続けに英語集中講座補助(70万円)の追加、さらに先ほど校長から報告があったワンゲル部及びアンサンブル部が大阪府を代表して全国大会に出場することに係る補助(38万円)の合計208万円を「学校経営計画」に沿ったものと認め、役員会で承認し予算案に計上している。
1-3. 国立難関大学の目標未達について(3頁)
・100周年記念事業を通じ、母校の進学校への期待が「高津のDNA」ビデオに反映されており、学校も「学校経営計画」で難関国立大学(京大・阪大・神大)の合格者数の目標80名を掲げているが、残念なことに、最近3年の実績は東大を含め74名⇒63名⇒68名と未達の状態となっている。
・進学に対する評価は多様であるが、同窓会としては学校が自ら掲げた目標の実現に向け教育支援を継続して行きたいと考えている。
1-4. 東京支部(「一般会計」の決算・予算案)について(6頁)
・昨年11月の創立100周年記念事業を機に、東京支部が設立され、若手交流会・講演会等の活動が開始し、支部規則・細則の見直しも進めている。
・なお、旧東京同窓会から移管金(60万円)を東京支部として受入れ、一般会計の貸借対照表の普通預金に含めて計上している。
・また、この9月には東京支部として総会・懇親会を予定しており、同窓会として積極的な支援を予算案に盛り込んでいる。
1-5. 課題研究等への支援について(4頁、裏表紙)
・母校はGLHS及びSSH認定校として課題研究を展開中であり学校から高校教員では対応できない専門的な指導を同窓生に求めている。他校では既に組織的に対応している事例があり、高津においても同窓生Web名簿を有効活用して教育支援を行っていきたいと考えている。
  

協議事項

1.1)GLHS他校の「学校経営計画」に関する説明(佐伯会長)
 本日の重要議題である予算案の審議に先立ち、先ずGLHS他校の「学校経営計画」について以下の概略が説明された。

1-1.他校の進学目標達成状況
GLHS校で、具体的な数値目標(東大・京大・阪大・神大)を掲げているのは、次の通りで、高津だけが未達となっている。
      H27    H28    H29    H30    目標   H31 
・茨木     153名   126名  120名     102名    120名      137名
・豊中       60      65          60          78        80            95
・四條畷    72        82          60          69        60            70
・高津       70        81          74          63        80            68

1-2.他校の同窓生支援状況
「学校経営計画」で同窓生の支援を記載している学校は次の通りである。
・茨木:大学教授・企業等で活躍する卒業生等による「卒業生講座」・「学問発見講座」、京大を中心とした「卒業生研究室訪問」の取組みを実施。
・豊中:同窓生を講師とした職業希望別進路講演会を実施。
・四條畷:大学研究室訪問など大学や企業で活躍する社会人から学ぶ機会を設けキャリア発達を促す。
・三国丘:社会の第一線で活躍する人材を有する同窓会等と連携し、大学等での最先端の学問や研究、仕事の最前線に触れさせる。
2) 学校への事前質問
続いて、これまでの高津の「学校経営計画」に関する取組みに関し、7月開催の役員会での質疑が不十分であったことから、次の3つの論点につき、会長が事前質問を学校に提出しており、これに対し校長から回答を受けた。
2-1.「学校経営計画」のPDCAについて
Q1:「学校経営計画」に挙げている京阪神80人の目標を他校がクリアしており、高津が今後どのような課題があるのか?
A1:本校としては、授業力の向上はもちろんのこと、講習内容の充実に努めていくのが1番。難関国立大学への進学など、高い志を持たせる進路指導が2番目、3番目は入ってきた生徒の力を伸ばせていると思うので、学校説明会では難関国立大学への進学等をめざす何事にも意欲的な生徒に入ってきてもらえるように、100周年記念事業で作成したDVDを流している。
Q2:クリエイト・ラボを17:30まで閉めてしまうのは勿体無いのではないか。図書室では静かに勉強するが、ラボでは生徒間での会話が認められており、多様な活用が可能であり、検討できないか?
A2:ラボは毎日17:30まで開けていて、高津は月〜木は20:00 まで先生方に協力してもらい、視聴覚室や図書室等を開放している。多い時には100名以上残っている時もある。ラボは17:30という縛りがあるので、3年生は大体が講習に行き、1・2年はクラブ活動なのであまり使用されていない。
2-2.同窓生の活用について
Q3高津では、体験型進路学習として職場訪問・研究室訪問の事例があるが、どのように同窓生を活用しているのか?
A3:(会報40号をみて)1年生が職場訪問、2年生が研究室訪問をしている。今の所卒業生の会社はないので、協力して頂けたらと思っている。研究室訪問は阪大2名、大阪市立大2名の先生方にお願いしている。こちらは卒業生のルートなどを活用している。また、大学模擬講義は1年生を対象にしているが、OBの先生にも来て頂いている。
Q4:豊中高校では「職業希望別講演会」を行なっているが、その講師は医者や弁護士などの専門職なのか、それとも企業所属の社会人なのか?
A4:14人の卒業生にお願いをして、1年生が9月に14のうち2つの講座を30分ずつ受講するということで、職業は薬剤師、警察官、公務員、会社経営者など。これは同窓会にお願いしていると聞いた。
Q5:茨木高校の学校経営計画での「卒業生講座」の仕組みと運用は?
A5:講師は卒業生だが、同窓会との連携ではなく進路担当が直接卒業生にお願いしていると聞いた。
意見:100周年記念誌で「高津の群像Ⅱ」として、多彩なOBを掲載しており、もっと同窓会Web名簿を活用して貰いたい。 (佐伯会長)

2-3.課題研究について
Q6:去年の会報39号に載せたが、その反応はあったのか?さらに具体的な対応は行ったのか?今年の40号に載せた記事で1名だけ事務局に連絡があったと聞くが、組織的な仕組みとして、在校生・教員・同窓生の役割りや、品質や作業工程の管理をルール化しておく必要があるのではないか?
A6:課題研究において、同窓会のWeb名簿でご協力頂いているが昨年は動けていなかった。テーマをHPに載せてもらって、3名の方から連絡があった。テーマに沿って教師が指導していく上で、アドバイザーとなっていただく方に連絡して、生徒に伝えていくという形になる。まだ手探りの状態なので、会長の言われるようにシステムを作るのがベストだと思うが、まだそこまでできていない。とりあえずメールで相談してメールで送ってもらうという形になる。基本的には無償のボランティアということになるが、交通費が発生したりするときは同窓会にお願いしたい(上限は設ける)。

3) 幹事からの質問
以上の事前質問に対する回答を受け、各幹事からの主な質疑応答は次の通り。
Q7:京阪神80名の目標で何が足りなかったのか、京阪神に行けるのに、行こうという生徒が少なかったのか、また意欲的な人材を確保するのにDVDを見せると言うのは誰に見せているのか?
(高29期 古門氏) 
A7:3割ぐらいは浪人するが、現役志向の生徒が多いので、行ける所に収まってしまう面もある。高い志を持って、受験して欲しい。意欲的な人材については、年に4回中学生と保護者向けに説明会を行い、また塾などでも説明会があるので、そういう所で見てもらっている。
Q8:DVDを見せただけで地頭のいい人が来るのか、高津に入学したらこういうメリットがある、こういうことができるというファクターはあるのか?(高57期 山岡氏) 
A8:冒頭の6分だけDVDを見せて、その後はしっかりと高津の取り組みや授業・講習の説明をしている。
Q9:進学実績だったり、TOEICの点数の推移であったりとか、外部機関によるチェックを強化しないと「楽しい学校」だけに終わるのでは?(高57期 山岡氏)
A9:進学実績、センター模試の点数等を実際のデータとして示している。
Q10:大阪全体では高津のネームバリューがない中、学区がなくなったことの影響はないのか?
(高29期 小林氏)
A10:中学や塾でも、府全体を見据えた指導をしているし、GLHS10校がどうかという見方が強くなっている。
Q11:大阪市立大学で研究室訪問を5年引き受けているが、実際に時間が短いので、紹介するテーマについて説明するぐらいしか余裕がなく、また帰った後も発表の内容を知りたいので、画像などを送ってもらうが、研究室訪問に当たって、高校側からの何をしてほしいのかという具体的な案がない。高校側が高校生を研究室に訪問させて、どのようなことを学ばせたいのか、という目的や要望を遠慮せずに伝えて欲しい(高36期 小島氏)
A11:学校でも2年生は課題研究をやっているが、大学に入った後で、研究室とはどのようなことをされているのか、自分の将来とどう繋がっていくかということを学ばせたいと思っている。進路指導部とも相談して、またご連絡させて頂きたい。
Q12:人に説明することによって自分の矛盾点に気がつき、頭が整理される。クリエイト・ラボをもっと使い、議論できる時間を増やせば成績が伸びるのでは?例えば月1回ラボを自習室に20時まで開放し、OBが好きに顔を出す、ということができればいいなと思う。高校生に勉強の仕方を教えたい(高31期 神原氏)
A12:今すぐに具体案は浮かばないので、検討したい。 
Q13:課題研究の取り組みをGLHS10校全部でやっているなら、高津独自の特色は何か?
(高57期 山岡氏)
A13:勉強や部活、行事に加えて今はGLHS、SSHでの特色を出している。本校は特に教室だけでなく、外に出ての取り組みを紹介している。単に大学入試に合格することだけが目標ではなく、それ以降活躍できる人材を作ろうとしている。

協議事項
決算書の審議に先立ち、対象となる計算書類が適正に表示されている旨の監査報告が藤原監事よりあった。(「資料③」監査報告書を参照)

1)決算書について(「資料④-1」「資料④-2」を参照)   
牟禮会計理事から一般及び特別会計の決算書の説明があり、審議の結果承認された。
2)次期役員の推薦について(「資料⑤」を参照)
・佐伯会長から、次期会長(坂下氏)及び監事として藤原氏の留任と、神原氏の新任が報告された。
・続き、坂下副会長(次期会長予定者)から、浅田副会長(企画)・山口茂副会長(IT)・山口隆弘副会長(東京支部長)・牟禮会計理事の留任と、新任役員として筆頭副会長(古門氏)・会費徴収対策等副会長(明橋氏)・SNS等副会長(石崎氏)・在校生支援等副会長(平松氏)・会計理事(金森氏)が報告された。
・上記の報告を受け、審議の結果承認された。 
3)次期予算案について(「資料⑥-1」「資料⑥-2」を参照) 
坂下副会長から予算案について、次の説明があった。
・「一般会計」について、当期と同様に会報発行を年1回(400万円)と、東京支部の活動収支(懇親会収入32万円、活動費用79万円)を計上している。
・「特別会計」では、既に会長から報告があった教育支援等に加え、課題研究関連費用(30万円)を概算で計上している。
上記の説明を受け、審議の結果承認された。

◆ 6 ◆質疑
全ての議案が終了し、議長から追加の意見・質問が無いかの確認を行い、次の発言があった。
意見:クラブ代表幹事の出席がいつもとても少ない。今後どのような形でクラブ幹事を取り扱うのか、幹事会には呼ぶのか、新執行部で考えて頂きたい(男子ハンドボール部 片岡氏)
回答:次期役員からも同様の意見があり、検討を進める。(坂下副会長)

 

◆ 7 ◆閉会宣言

                            以上


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