【日時】平成30年7月28日(土)
13時30分~15時20分
【場所】高津高校同窓会館
【出席者】
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各期・クラブ幹事 23名
学校 3名
同窓会役員 10名
同窓会事務局 2名
合計 38名
〔進行〕 : 浅田副会長
〔議長〕:中嶋副会長
◆ 1 ◆ 開会宣言
◆ 2 ◆ 同窓会会長挨拶(佐伯会長)
・現執行部発足から5年が経ち、100周年事業の大きな目標であった募金1億円を達成し、昨年にはクリエイト・ラボと教科準備室への空調設置と着実に実行することができた。本日は、今後の100周年事業の進め方と、次期以降を見据えた同窓会のあり方について皆様に時間をかけてご議論いただきたいと考えている。
◆ 3 ◆ 校長挨拶及び現状報告 (山崎校長)
・進行の浅田副会長より、4月に赴任された山崎校長の紹介があった。
・山崎校長の挨拶に先立ち、同じく4月より事務長に就任した山﨑事務長の紹介があり、山﨑事務長のご挨拶があった。
(校長挨拶)
・4月に赴任してきた高津高校はまさに本年が100周年の年であり、身の引き締まる思いである。これまでの100周年事業の寄附で竣工したクリエイト・ラボについてはすでに授業や講習、外部講義などに積極的な活用をさせていただいている。今後についてもどのような活用が可能か十分に検討していきたい。また、空調設備については今年の異常な猛暑にも関わらず教職員の快適な職場環境が実現でき、その分、生徒への指導にも還元できるのではないかと、一同本当にありがたく感じているところである。今後とも引き続きご支援をいただきたい。
(学校近況報告)
①1期5年間の文科省指定SSH(Super Science Highschool)校として平成20年度から継続して3期目の認定をいただいた。今後5年間は科学的研究活動を引き続き行っていくこととなる。
②平成23年度から大阪府教育委員会指定のGLHS(Global Leaders High School)校として指定されている。昨年まではGLHS対象の文理学科と普通科の併設校であったが、今年度からは普通科を廃止し、1学年全員が文理学科生となった。文理学科では個人個人が課題研究を実施しており、1年で課題研究の基礎を学び、2年で実際の研究・発表を行い、3年でそれらを論文冊子にまとめるというカリキュラムを組んでいる。それぞれの課題について、さまざまな専門家の助言や指導が必要となってくるが、1学年360名が対象となったことで専門家・アドバイザーの人材不足が発生している。ぜひ高津卒業生の多種多様な高度な知識やスキルを用いて、現役高校生の指導にご協力いただければと考えている。
③今年度は、ワンゲル部と水泳部からそれぞれインターハイ出場が決定した。ワンゲル部は女子登山競技の部で大阪府1位を獲得、4年ぶり8回目の出場となる。水泳部3年生の村瀬亘紀君は昨年から引き続き100メートル及び200メートルバタフライにてインターハイ出場となった。特に200メートルバタフライでは近畿大会で2位となり全国大会でも上位入賞が期待される。学校全体で9割近くの生徒が部活動に所属しており、部活動も非常に盛んな学校である。
◆ 4 ◆ 議長選出
・会則では議長には同窓会長が指名されるが、佐伯会長からの議事説明が多くなるため、円滑な進行のために佐伯会長より議長に中嶋副会長を指名したい旨の提案があり、賛成多数で承認された。
5ー1.報告事項
⇒ 会報「From KOZU」39号を基にそれぞれ報告を行った。
1)100周年募金の入金状況(佐伯会長)
⇒ 会報39号のP2参照
・2018年3月末で一般寄附締切ったが、それ以降も少しずつ寄附がある状況のため、引き続き受付け教育支援基金に引継ぎを行う。
・ただ、10万円以上の高額寄付者名を「銘板」とする事を募集開始時点で公表しており、6月末時点で締め切り、クリエイト・ラボに8月1日に設置を予定。
・実行委員会は記念誌を発行し、在校生への記念品贈呈を終了した2019年3月末で解散し、PTA(5月)、高風クラブ(6月)、同窓会(8月)の各総会にて清算結果の報告を行う予定。
2)記念誌について(安本副会長)
⇒ 会報39号の裏表紙、資料⑦、⑧、⑨参照
・記念誌は200ページ冊子+DVD2枚のセット販売。会報39号に郵便振替での申し込み用紙を同封しているので、2018年12月31日までに申し込みをお願いしたい。
・高1期~高70期まで各期の寄稿執筆者がすべて決定し、ほとんどの原稿を入手済。クラブについてはすでに全クラブ原稿を入手済である。
・特集ページについて資料⑨に従い説明があった。
3)式典およびビデオについて(藤原教頭)
⇒ 会報39号の裏表紙、P6参照
・これまで報告しているとおり、式典での基調講演は行わず、式典用ビデオを製作して放映する(約30分)。
ビデオには高津100年の歩みや現役生の様子(記念祭、体育祭、授業風景など)を盛り込む予定で、吹奏楽部やアンサンブル部による演奏会、ダンス部による発表会等も予定している。ぜひ同窓生の皆様にも式典参加していただきたい。
・山崎校長からも説明があったが、今年度より1学年360名の課題研究を実施するが、生徒の指導に高津OBの皆様のご協力をいただきたいと考えている。ついては、「同窓会Web名簿」を活用させていただきたい。Web名簿には資格やスキル、得意分野など登録できるので、それらを拝見して卒業生にコンタクトを取り、講演会や生徒の指導などをご依頼したい。ただ、登録内容が古い場合もあるので、ぜひとも名簿情報の更新をしていただけるよう、幹事の皆様には同期生への広報をよろしくお願いしたい。
4)祝賀会について(三好副会長)
⇒ 会報39号の裏表紙参照
・17時より大阪・東京で同時開催し、大阪会場の映像を東京に中継する。中継プログラムとしては、岡藤実行委員長の挨拶に始まり、祝賀会用に特別に編纂したビデオ放映、校歌作曲者の大塚善章氏伴奏による校歌斉唱等を予定している。
・会報39号に同封の振込用紙にて、事前に参加会場を指定した申込みが必要である。10月31日申込分までとなるので、同期生に対し早めの参加申込みの広報をお願いしたい。
(質疑)
Q:100周年記念式典には卒業生も参加可能か。(高9期:大塚)
A:申込不要で参加可能である。その後の祝賀会にもぜひ参加願いたい。(佐伯会長)
Q:旧校歌の斉唱はあるのか。また応援歌の斉唱は可能か。(高1期:古川)
A:大塚氏伴奏にて、新・旧校歌の斉唱を行う。応援歌については申し訳ないが斉唱の予定はない。(佐伯会長)
Q:祝賀会について、東京会場の映像は大阪会場に中継されるのか。(高9期:大塚)
A: 当初は双方向の中継を検討していたが、実際の会場視察の結果、技術的に大阪会場からのみの中継しかできないことが判明した。このため、残念ながら、東京会場の様子は大阪会場には中継されない。(佐伯会長)
Q:100周年祝賀会は、大阪会場であれ東京会場であれ、実質的に同窓会の主催であると認識しているが、その祝賀会前に東京では東京同窓会解散と東京支部の発足会があるとのこと。本体同窓会と東京同窓会の関係を確認させていただきたい。(高37期:北村)
A:東京同窓会は東京在住の卒業生(主に旧制中学OB)により、本体同窓会とは別に独自で会費徴収し運営している組織で、現在は100周年実行委員長でもある岡藤氏が会長を兼務されている。ただ最近は参加人数が減少しており、名簿情報の共有等、本体同窓会の協力を得たいとの打診があった。約1年前から協議をはじめ、今年6月に東京同窓会が所属会員の約1,000人に「東京同窓会の解散と本体同窓会の東京支部への改組」を諮ったところ、反対ゼロとの結果となった。これを受け、東京同窓会の解散及び支部発足が正式に決定され、東京同窓会側の意向により11月の100周年記念・東京祝賀会の直前に解散宣言と支部発足会を開催し、引き続き東京会場での祝賀会を同窓会東京支部として実施することとしている。
Q:東京在住で東京会場の祝賀会に参加する会員は東京支部会員となるのか。(高37期:北村)
A:本体同窓会の支部会員という認識で問題ない。会員の判断で大阪・東京の会場を選択していただくが、関東在住者の祝賀会東京会場への参加を促し、東京支部の発足を盛り上げたいと考えている。(佐伯会長)
5ー2.審議事項
1)会則変更の件
資料②「同窓会会則 新旧対象表(案)」を基に会則変更の説明があった。
・主な変更点
1.現役生への指導・助言のためのWeb名簿活用のため、母校への「支援」を明記
2.次期執行部への円滑な引継ぎのため、任期を3期に延長
3.総会での議長を明示
4.役員名称の変更
5.ガバナンスを強化するため、監事(旧監査)の幹事会出席を明記
・総会議決案件であるが、総会に諮る前に幹事会での承認を得たく議案に挙げるものであり、審議が行われた。
⇒上記について、賛成多数で承認された。
2)東京支部設置の件
資料③「東京支部規則(案)」「東京支部2018年度予算(案)」を基に東京支部設置についての説明があった。
(質疑)
Q:長年東京勤務であったが、東京同窓会の存在を知らなかった。今後は東京支部について十分周知徹底していただきたい。(陸上部:益倉)
A:実は現執行部が発足した当時も、大半の役員自身がその存在を知らなかったという状況であった。
今年11月の発足会及び東京での祝賀会を機に今後は積極的に広報していきたい。(佐伯会長)
・同窓会会則第1条に「同窓会本部は母校内に置き、必要に応じて支部を設けることができる」との記載があるとおり、本則に基づき関東地区に東京支部の設置を行うものである。(中嶋副会長)
⇒上記について、賛成多数で承認された。
3)副会長2名の選任の件
・同窓会会則第8条に則り、副会長として、次期同窓会長候補の高29期坂下氏、東京支部長候補の高25期山口氏を同窓会副会長に推薦したい。両氏は知識・経験において母校同窓会活動を担っていただくに相応しい人物であり、既に内諾をいただいている。
・総会議決案件であるが、総会に諮る前に幹事会での承認を得たく議案に挙げるものであり、審議が行われた。
⇒上記について、賛成多数で承認された。
4)平成29年度計算書類審査の監査結果報告
・平成29年度計算書類について適正であるとの結果を資料④によって松井監査から報告があった。
⇒上記について、賛成多数で承認された。
5)平成29年度事業報告・決算報告
①平成29年度一般会計 収支計算書 承認の件
・資料⑤に基づき、平成29年度の一般会計決算について牟禮会計から報告があり、審議が行われた。
⇒上記について、賛成多数で承認された。
②平成29年度教育支援基金 収支計算書 承認の件
・資料⑤に基づき、平成29度の教育支援基金会計決算について牟禮会計から報告があり、審議が行われた。
⇒上記について、賛成多数で承認された。
6)平成30年度 事業予算について
・資料⑤、⑥に基づき、平成30年度の事業計画及び、一般会計と教育支援基金会計の各予算書について牟禮会計から報告があり、審議が行われた。
(質疑)
Q:一般会計に計上されている東京支部運営費はこれまで計上されていなかったのはなぜか。また、今後は毎年25万円が計上されるのか。(ワンゲル部:水本)
A:これまでは東京同窓会として独立運営団体であったため本部同窓会から拠出する必要がなかったものである。また、支部立ち上げに伴う種々の雑費や懇親会補助費が発生すると考えられることから今年度のみ計上の金額である。今後は改めて検討していくこととなる。(牟禮会計)
⇒上記について、賛成多数で承認された。
5ー3.協議事項
1)教育支援基金の今後の進め方、及び会報発行について
・100周年記念募金の残金の扱いについては、2019年4月に学校・PTA・同窓会3者による協議会を立ち上げ、余剰金を新たな教育支援基金を設立し移管することで検討を進めてきた。移管する基金は恒常資金として蓄え、これとは別に毎年PTAから100万円、同窓会から200万円の拠出を予定していた。
・しかし、昨今の同窓会の財政状況を鑑みたところ、年々、年会費納入率も低下しており、現実的に毎年200万円の拠出が財政的に可能かどうか、また、昨今の高津高校の進学実績(難関大学への絶対数及び他校との相対順位の低下)を鑑みると、教育支援基金について深く掘り下げて検討していく必要があると考えられ、3者による新基金の設立時期を延期する方向で再考したい。
・このため、募金剰余金はいったん同窓会の特別会計「教育支援基金」(90周年募金の剰余金を同窓会が引き継ぐ)に移管し、しばらくは従来と同様の運用を継続することとしたい。なお、将来的には、3者協議会による新基金への移管を目指すことに変わりはない。
・そこで、具体的に次の論点につきご意見を伺いたい。
①教育支援基金設立の延期の是非
②現在、年2回としている会報発行回数の是非
③年会費納入者数 約4,000人に対し、会報発行部数20,000通を送り続けることへの是非
④年会費の値上げの是非
⑤その他
(質疑)
Q:進学実績については残念な状況にあるが、学校としても冷静な分析を実施し原因を追及していただきたい。また、昨今の風潮から京阪神進学にこだわるのであれば、具体的な数値目標を決めて対応していただきたい。(高9期:大塚)
A:ここ3年でみると確かに京阪神進学が絶対数及び相対順位で低下してきており、今年の3年生に期待しているところである。ただ、高津高校ではSSHやGLHSの取組みを実施しており、これらについては高い評価をいただいている。しかしながら、これらの取組みは、将来の人生設計や生き方、リーダーの育成等を見据えているものであり、即、京阪神進学に直結するものではない。本校としては、SSH、GLHSでの人間性の育成と授業や講習での学力向上をめざしているところである。(山崎校長)
Q:会報については、今はインターネットの時代である。会報を年2回郵送で発行する必要があるか検討が必要ではないか。コミュニケーション方法や利用できる媒体も変化している。これから入会する同窓生は若い人であり、今後はインターネットをもっと活用すべきである。一部、郵便でないと読めないという年配者もいるので、その対応策は必要であるが、思い切ってWeb閲覧も検討してはどうか。もしくは、会報は年1回の発行にすれば、発行費1回分を拠出金にまわせるのではないか。(高9期:大塚)
A:インターネット活用は必要であると考えている。実際に、100周年事業ではFacebookやホームページ、メールマガジン等のSNSを積極的に利用したことで予想外に多くの成果を得ることができた。また、クリエイト・ラボの広報にYouTubeを利用したところ、通常の学校情報では考えられないほどの再生回数となり、かつ、YouTubeを見た他校から反響も大きく、改めてネットの威力を実感している。ただ、やはり紙媒体での希望者がまだまだ根強く、完全な会報のWeb移行は難しいと思われ、まずは年1回発行に減らしながらインターネット活用を強化していくのが現実的な対応だと考えている。(佐伯会長)
Q:お金を集める方法を考える必要がある。大学のやり方を参考にして寄附をもっと募ってはどうか。(高9期:大塚)
A:募金委員会でも議論となったが、大学では学生のリクルートを目的とした企業からの寄附が大きく、それは高校では難しいのではないか。また中小企業からの寄附も近年の経済状況をみると非常に厳しいと思われる。集金に関しては、年会費の徴収だけでなく、目先を変えて「教育支援基金」を前面に出した寄附を募ることが将来的な課題だと考えている。(佐伯会長)
Q:今回の100周年募金剰余金は90周年の剰余金と同様に使い切って終了させるのか。継続するのであれ、募金剰余金と毎年の拠出金の運用についてお聞きしたい。(高20期:九鬼)
A:募金剰余金は基本的に恒常留保基金として確保し、同窓会とPTAから別途に毎年一定額を拠出して継続していくことを目指している。年度単位で拠出金が余れば恒常留保基金にプールし、不足があれば恒常留保基金から補填するという運用を3者協議会で想定していた。しかしながら、3者協議会の設置が延期とすることで、ひとまず100周年募金の剰余金は同窓会特別会計に移管し、従来通りの学校支援として活用して行く。但し、そのままではすぐに底をついてしまうので、同窓会一般会計(会費収入)から特別会計へ一定の拠出することで教育支援を継続して行きたいと考えている。(牟禮会計)
⇒ 次の100年に向けた議題として、8月25日の総会及びパネルディスカッションにおいても継続して協議とすることとした。
◆ 6 ◆閉会宣言
以上