【日時】平成30年2月17日(土)
13時30分~15時20分
【場所】高津高校同窓会館
【出席者】
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各期・クラブ幹事 20名
学校 3名
同窓会役員 7名
同窓会事務局 2名
合計 32名
〔進行〕 : 三好副会長
〔議長〕:浅田副会長
◆ 1 ◆ 開会宣言
◆ 2 ◆ 同窓会会長挨拶(佐伯会長)
100周年記念事業は、前・梶本会長が2013年に桜エントランスガーデンの植樹をされたのが活動開始で、その後、2015年に実行委員会が立ち上げられて以降は、岡藤委員長をヘッドに各担当委員長により組織的な作業が順調に進められており、これまでの主な成果は次の通りである。
クリエイト・ラボ
・2020年の大学入試改革を意識し、食堂を大改装して大阪府下で最初となるアクティブラーニング・スペースを昨年8月に寄贈した。これまで、他校(大手前・生野・豊中・住吉・阿倍野・岸和田等々)から問合せを受け、府教委からも高い評価をいただいている。
募金
・目標1億円に対し、本日で91百万円に達しており、その内訳をみると19~22期とPTAのご支援が顕著であり、この場をお借りしてお礼申し上げたい。ただ、3月末の締切まで残り2ヶ月を切っており、本日出席の幹事の皆さんのご支援を改めてお願いしたい。
◆ 3 ◆ 校長挨拶及び現状報告 (村田校長)
?「高津クリエイト・ラボ」の寄贈等、100周年事業を含めた同窓会活動のお蔭で以下の通り順調な学校運営となっており、今後も引き続きご支援をお願いしたい。
①英語教育
・英語教育に力を入れたAdvance Englishコース(AEコース)を設置しており、英検成績において堅調な伸びを示している。英検2級取得者が3年前の5倍の人数となり、準1級にも1年生、2年生で各1名ずつ合格しており、周りの生徒も触発され全体的に英語への関心が高まる結果となっている。
②2018年入試の状況
・現在、センター試験が終わり国公立大学二次入試前である。センター試験の結果は過去3年間と同様のレベルの成果を出しており、今後の結果が期待される。なお、すでに結果が出た国公立大学推薦入試では、神戸大1名、大阪府大2名、奈良県立医大医学部1名、徳島大歯学部1名の合格となった。
③コンクール、クラブ活動等
・今年度は全国レベルのコンクールにおいて9本が入賞し、昨年の5本入賞から躍進した。また、全国大会や近畿大会に進むクラブも多く、水泳部がインターハイ出場、陸上部が近畿大会出場、ラグビー部が近畿公立大会へ進出した。文化系クラブでも、「芸術文化発表会」にてアンサンブル部、美術部、書道部などが参加し高い評価を得た。
④課題研究活動
・GLHS10校が参加し、各校の課題研究成果を発表する発表会「大阪サイエンスデイ」(理系分野)と「GLHS合同発表会」(文系分野)が開催された。高津高校はそれぞれで見事第一位を獲得し、府教委からは「課題研究といえば高津高校」との言葉をいただくまでになっている。
1)100周年募金の入金状況について
(佐伯会長)
・2月15日現在、9,143万円となった。100周年記念時事業開始にあたり目標とした1億円は必達として、いよいよ3月末までとなった募金活動にさらに注力していく。
2)教育支援基金の設置について(中嶋副会長)
資料「大阪府立高津高等学校教育支援協議会 会則(案)」「同 細則(案)」をもとに説明があった。
・継続した母校の教育活動支援を実現するため、学校、PTA等と検討を重ねた結果、100周年記念事業募金のうち一般寄附金の残金を原資として「教育支援基金」を立ち上げることとなった。100周年記念事業募金の終了後も、引き続き「教育支援基金」として寄付を募る。
・学校、PTA(高風クラブ含む)、同窓会の三者にて協議会を構成し、基金運営を行う。
・協議会には、各団体から理事3名+監事1名の計4名を選出した合計12名で構成される理事会を設置する。理事長には同窓会会長を、副理事長には学校長やPTA会長を想定。
・会計年度は4月~翌3月とし、前年度3月末までに学校にて計画される「学校経営計画」に基づき、当年度の要望を4月末までに「支援予算申請書」として協議会に提出。5月に予算理事会を開催し支援内容を決定する。
・その他、詳細は資料を参照のこと。
・2018年8月25日の総会で諮り、9月1日からの施行を目指す。
【質疑】
Q1:中学校で優秀な生徒を選抜してもらい、支援金による学費援助を条件として高津高校へ勧誘することを検討してはどうか。(高5期:額田)
A1:個別の生徒への学費補助については、細則の第2条5項に該当すると解釈することは可能と思われる。しかしながら、府立高校の合否にあたり入試以外の要素を組み入れることは不可能である。また、入学後の学生の中から選抜するとしても府下の約150の中学生が受験しているため、各中学校から一律の条件にて推薦を得ることは現実的ではないのではないか。
個別生徒への学費補助の事例はS高校で実施しているとの情報はあるが、学生の選抜基準も明確ではなく、一人当たりの金額も少額と聞いている。当校としては、生徒全体への支援としてSSHやGLHSの予算補填として頂くほうがありがたいと考えている。(村田校長)
Q2:学校からの予算申請は今年の4月からとなるのか。(高19期:北村)
A2-1:来年3月の記念誌発刊を以て100周年記念事業が終了する。その時点での清算残金を原資とするため、実際の資金運用は来年4月以降である。(中嶋副会長)
A2-2:今年9月発足の協議会の設置を以て、先行して教育支援基金の寄付を募る予定である。(牟禮会計)
Q3:90周年事業で設置した同窓会独自の「教育支援金」の残金と扱いはどうなるのか。(高25期:明石)
A3:平成29年度収支予算作成時で270万円の繰越となっている。平成30年度会計(平成30年7月~翌6月)では過渡期となるため、例年通りの予算計上を予定しているが、最終的には今回設置の「教育支援基金」へ引き継ぐ予定である。(牟禮会計)
Q4:毎年4月末までに学校から予算申請があり、5月に協議会にて諮るとのことだが、例えば5月以降にクラブの全国大会出場が決まる、など追加予算が必要になった場合はどのように対応するのか。(高37期:北村)
A4:教育支援基金は、今後必須となる老朽設備(空調等)の大規模修繕等のまとまった資金を積立金としてプールする予定である。また、年次予算として300万円程度を想定しており、例えば、概算で100万円程度を3つの用途(国際交流、部活動、学校設備)を前提として予算計上を検討している。
ご質問の想定外の予算超過が発生した場合は、細則第4条3項及び4項にて規定に沿って、積立金の取り崩しを可能とし、理事長の承認と理事会の決議で対応することとしている。(佐伯会長)
Q5:インターハイや全国大会に出場するようなクラブはOB会が充実しているはずである。教育支援基金で賄う必要はないのではないか。(高5期:額田)
A5:クラブによってOB会等の充実度にばらつきがあるため、部活動に対する平等な支援を必要と考える。(佐伯会長)
3)記念誌の内容、販売方法等について(安本副会長)
会報38号 P3~P4をもとに説明があった。
・本誌第2章「新制高校70年の歩み」に掲載予定の各期の「時の証言者」の原稿の締切りは昨年12月末であったが、全70期中36期分については未提出である。
・本誌第4章「クラブ活動の紹介」に掲載予定の各クラブ原稿についても50クラブ中5クラブで未提出。今後、期と合わせて原稿提出の督促を行う。
・クラブ原稿についてはページ制限があるため、本誌に掲載できない部分がある場合は各クラブでホームページを立ち上げていただき、本誌に添付の「DVD-ROM(資料編)」内でクラブホームページのURLを参照できる仕様で対応する。希望者は6月末までに収録希望URLについて連絡をいただくよう会報38号にて広報済。
・本誌の「特集」は「『SSH』『GLHS』など現在の学校生活」を追加で掲載する。(会報未記載事項)
・本誌の「コラム」は第2章の「時の証言者」の原稿が掲載できない期のページに差込みで掲載する。
【質疑】
Q6:野球部のクラブ記事原稿は提出されているはずである。(高19期:北村)
A6:確かに一度提出いただいたが、字数制限を大幅に超過しており、内容をもう一度確認していただきたいため返却したが、その後の連絡がない状況である。(安本副会長)
4)式典ビデオの内容と資料依頼について(藤原教頭)
会報38号P4下及び資料「式典ビデオシナリオ」をもとに説明があった。
・学校主催の記念式典は今年11月24日(土)グランキューブ大阪にて開催する。基調講演は行わず、その代わりとして、高津高校の歴史を振り返り現在の高津高校の様子やOBからのメッセージなどを集約した映像(式典ビデオ)を放映する。
・高津の歴史としてクラブ活動実績について収録する予定であるが、対象は全国大会出場や府下1位を基準とする。
・収録に必要な当時の写真や記事等をお持ちの方がいれば、資料として提供をお願いしたい。特にクラブ活動に関する情報(全国大会出場や受賞時の写真、記事など)が不足している。
詳細は資料「式典ビデオシナリオ」右項目を参照。
・校章の由来について詳細をご存知の方がいれば連絡をいただきたい。
【質疑】
Q7:1958年に美術部が受賞した「毎日新聞社奨励賞」の件については、毎日新聞社に当時の誌面等の記事や写真が必ず保管されているはずである。問い合わせてみてはどうか。(高9期:大塚)
A7:確認する。(浅田副会長)
Q8:インターハイ3位は収録対象となるのか。なるのであれば写真等探したい。(ワンゲル部:水本)
A8-1:対象である。(浅田副会長)
A8-2:一部のクラブから、高校時代には全国大会出場はなかったが、大学在学中に全国レベルで活躍しているOBがいる場合の扱いについて問い合わせがあった。記念誌委員会で検討した結果、取扱を公平にするため、原則として「高校時代に大阪府下で1位」を選考基準とし、卒業以降の業績は個々のクラブのホームページで掲載いただくことになった。(佐伯会長)
Q9:直木賞作家の藤原伊織氏は美術部所属であった。直木賞受賞作「テロリストのパラソル」には高津美術部の描写もあり、伊織氏と美術部の関係等も探れば面白いのではないか。(ワンゲル部:水本)
A9:藤原伊織氏はじめ、何名かの著名人は特集を組んで記念誌及び式典ビデオで取り扱う予定なので、参考にさせていただく。(佐伯会長)
Q10:ビデオ以外の式典内容はどのようなものとなるのか。(高5期:額田)
A10:通常、式典で行われる関係者の挨拶や祝辞等は行う。基調講演の代わりに式典ビデオ放映を実施する。(村田校長)
Q11:ビデオ放映も良いが、父親が高津OB生である京大の山中伸弥教授を基調講演の講師として呼んではどうか。(高5期:額田)
A11:式典は学校主催の催しであり、学校として昨今の学生の状況を鑑みて基調講演は実施しないことを決定している。また、山中教授については、現役高校生の中からも山中教授の講演会を希望する声が上がり、講演依頼を検討したが、教授ご自身が世界中から依頼を受けておられる状況で、かつ依頼窓口も一本化されており、高津OB生のご子息とはいえ実現不可能な状況である。(村田校長)
5)祝賀会の進め方について(三好副会長)
会報38号P5上段 をもとに説明があった。
・祝賀会は東京・大阪二元中継もあり多くの同窓生に参加していただきたい。ぜひともいろいろな方にお声かけいただくようお願いしたい。
・式典ビデオに1967年のタイムカプセル埋蔵とその後日談や学園紛争、創作ダンス授業など、同窓生向けの内容を追加した祝賀会用ビデオを製作、放映することを検討している。
6)東京支部の設置について(佐伯会長)
会報38号P5中段 をもとに説明があった。
・100周年を機に、長らく別組織として活動してきた東京同窓会を東京支部として統合し活動していく方向で調整が進んでおり、6月に決定する予定である。
・それを受けて、今年8月の総会にて東京支部長予定者を同窓会の副会長に推薦することを考えている。
・また、同窓会の引継ぎを円滑に行うため、次期会長候補を選出してもらう期からも1名の副会長を推薦したいと考えている。
【質疑】
Q12:東京同窓会との統合について順調に調整できたのか。(高23期:森本)
A12:昨年8月の総会に、東京同窓会の原田副会長が来阪され、順調に調整が進んでいると挨拶されており、会報38号5頁の東京同窓会改組に関する記事原稿は東京同窓会が確認されたものとなっている。(佐伯会長)
Q13:東京は東京、大阪は大阪で無理に統合する必要がないのではないか。(高5期:額田)
A13:東京同窓会から活動の活性化に向け、統合、支部化を図りたいとの希望があったものである。(佐伯会長)
◆ 5 ◆質疑ほか(浅田副会長)
Q14:堺市が仁徳天皇陵の世界遺産申請を行った。高津高校内にある高津宮跡も対象になるのではないか。学校としてどのように対応するのか。(高6期:村上)
A14:府教委や関係各所に確認して対応を検討したい。(村田校長)
◆ 6 ◆閉会宣言
以上