平成３１年３月３０日、１年生の時のA組クラス会という極めて特異なクラス会を開きました。岩手県、神奈川県、長野県からの参加もあり、２１名が集まりました。担任の今中啓旦先生は今年８７歳になられますが、大変お元気で参加頂きました。在籍者は４５名、そのうち亡くなった方が６名、住所が分からない方が５名いて、案内状は３４名に送りました。このうち遠隔地在住の方が１２名おられますから、極めて高い出席率です。
同じ会を平成２８年６月に「最初で最後」を標榜して開き、２４名の参加がありました。ところが、もう一度やろうという声に押されて、今度は「本当に最後」を標榜し再度開きました。参加数は前回以上を目指しましたが、今年喜寿を迎える年齢ですので、亡くなる人、体調崩す人も出て、前回を下回りました。しかし今回５名が新たに参加されて大幅な減少はありませんでした。
この会は希望者だけですが、プレイベントとして近くを散策します。前回は母校高津高校と、当時の大河ドラマ「真田丸」で話題の真田丸あたり歩きました。今回は高津宮の桜見物をし、ほぼ満開の桜を見ることが出来ました。
メインのクラス会では、今中啓旦先生のお話を聞き、全員が近況をスピーチします。そして最後は今中先生にホームルームで教えて頂いた英国国歌と高津高校校歌を斉唱してお開きとしています。全員が６０年以上前に覚えた英国国歌が歌えるのは不思議を通り越して驚異です。会場の様子を撮ったスナップ写真や集合写真はアルバムにして参加者に送っています。
今回、関西在住の男性は全員参加してくれました。女性は前回と今回を通算すると遠隔地の方を含め全員が参加したことになります。
何故こんなに多数の方が参加されるのか、一つには今中先生が高齢にも拘わらず参加されることと、このクラスの雰囲気が非常によく強い絆があるからだと思っています。このクラス会を契機として、元のグループが復活して一緒に出掛けたりしているという話を聞くと、幹事冥利に尽きます。　

文責：高校13期（昭和36年卒）元1年A組　小松　茂之