■日時：2024年10月2日（水）18:15〜19:30　
■講師：長尾 隆司（ながお たかし）高校2１期
  金沢工業大学名誉教授
【専門分野】　動物行動学、神経生理学、神経生化学

■タイトル：「高津のエートス　好奇の心と批判的精神」

■目的：
直立二足歩行の結果道具や言葉を獲得した人類は、巨大化した脳によって科学・技術を生み出し現在の繁栄に至っている。しかし一方で、環境破壊による地球温暖化や地域紛争・戦争などは留まるところを知らず、脳の進化が人類そして地球上の生命にとって良きことであったか否かについての判定は、長い歴史の検証を待たねばならないだろう。｢人間とは何者か｣という問いをコオロギとの比較を通して考え、より良き生き方への手がかりを皆さんと一緒に考えてみたい。
■講演内容：
・ 進化と多様性
・ エートスとエソロジー
・ コオロギのエートス
・ 進化の原動力：淘汰圧
・ 高津のエートス：自由と創造
　　｢人間は皆五歳の時には天才である｣
　　Connecting the dots：あらゆる点と点はつながる
■講師略歴
1969年　大阪府立高津高校卒業
1975年　大阪大学基礎工学部生物工学科卒業
1977年　北海道大学理学部動物学教室教務職員
1981年　北海道大学実験生物センター助手、助教授
1994年　金沢工業大学人間情報システム研究所助教授
1994年　科学技術振興事業団さきがけ研究21「知と構成」領域研究員兼任 (～1997年)
2000年　金沢工業大学人間情報システム研究所教授
2021年　金沢工業大学退職、金沢工業大学名誉教授
自慢・その他
　高校時代はスキー (ノルディック) の選手｡大学時代麻雀で｢真正九連宝燈｣を親で上がる｡20代後半以降40年以上にわたってコオロギを相手に短時間 (2時間) 睡眠を続けるも身体は壊れず現在に至る｡土日･休日に関係なく朝帰りの生活を続けたためworkaholicと思われがちだが、身体を動かすことには何でものめりこむ性分である。退職後は興味の対象を生命科学に拘らず社会科学や人文科学にまで広げ、県内の5つの図書館を渡り歩きながら探究の毎日を楽しんでいる。

■卒業生はオンラインで参加(視聴)出来ます。
参加希望者は、下記のURLまたはQRコードから申し込みフォームへアクセスし、必要事項を入力ください。
9月30日月曜日頃オンラインの案内URLをメールでお知らせします。
同窓会向け申込フォーム
お申し込みはこちら⇒https://forms.gle/fuXGdCN1dRdxEu9r6

■締切日：　2024年9月27日（金）